リトミックとは何かを詳しく解説します
このところ「リトミック」という言葉を頻繁に耳にするようになりましたが、このリトミックとはどんなこと指すのでしょか。
一般的にリトミックとは、音楽療法の一つで、体の運動をリズムで表し、感覚や意識、行動を調和する効果があるといわれています。
基本的に子供の教育として使われていますね。
日本ではまだなじみが薄いかもしれませんが、ヨーロッパなどでは70年も前から行なわれていたというほど歴史があります。
日本でやっとリトミックが関心を集めるようになってきたことで、いろいろな場面でリトミックが導入されるようになりました。
似たようなものに「ダンス」がありますよね。
どちらも体の動きを使って表現をするものですし、音楽も使います。ですがダンスはどちらかというと身体的な表現が主になります。
決まった音楽で決まった動きを正確に行う、それがダンスというのに対し、リトミックは動きを通じて音楽を学びます。
耳にした音楽に対して、自分の自由な表現をするのです。体の動かし方がちょっと違っているのです。
そして、リトミックは、その人によって感じ方が違います。
ある人は「リトミックをすることで心と体の調和がとれる」といいますし、またある人は「リトミックは音楽的なセンスを磨くことができる」といいます。
それぞれやっている人の感性を磨くためのものといえるでしょう。
音楽療法にも使われるリトミックは、障碍児教育などでも活用されていますから、その効果は実証されています。
ただし、リトミックは、音楽を用いて芸術的なセンスを磨く・・・
といわれると「うちの子供は芸術的なセンスがない」と思う親御さんもいるかもしれません。
ですが、リトミックとは、芸術的なセンスではなく、音楽を聴いてそれを自分が感じた表現をし、感性を育てるためのものです。
音楽を聴いて思った気持ちを体で表す、子供が素直に思ったことを表現できる手段だということです。
大人にはなかなかわかりにくい面もありますが、子供が興味を持つのであれば、是非挑戦させてあげるといいですね。